人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Ingrid Bargman今でも大ファンです。


by yyukio1207
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

原因はタバコ・・・?

空には雲ひとつもなく抜けるような青空が広がっている。
そうだいつかTVで見た広重の版画を見に行こうと思い立ち、支度もそこそに私達は名古屋駅へ。
久しぶりのJR「中央線」に乗って岐阜県の恵那の街へ。早春の日差しは明るく車窓を流れ行く山や川、そして幾つものトンネルを過ぎる頃、「次は高蔵寺。」と車掌の声がスピーカーから静かに流れる。

 やがて列車は高蔵寺の駅へ、「ココで事件はおきた!。」 後から来る特急列車をやり過ごすため、私達の列車は暫く休憩、そこで私は堪えていたタバコをと思い車内に女房を残しホームへ、「喫煙場所はどこだ・・・?」小走りにホームの端へ、目の前を特急列車が走り去るすると発車のベルがホームーに響く。

 私は吸いかけのタバコを灰皿にねじ込む、最後尾の車両に乗るドアが閉まる、発車だ。私は女房の所へ車内を足早に、するとホームに見たようなご婦人が一人ポツンと佇んでいる。「アラッ」家のかぁちゃん?「何で・・・?」

 いよいよ列車は女房の目の前を過ぎようとした其のとき、私と女房の目と目とがぶつかったのだ。
思えばあの時の妻の目は怒りにも悲しげにも見え、私は複雑な思いがしタバコがな・・・。結果恵那の駅で会えたのだが、まぁしっかり小言を言われちゃった。「反省」

 その後広重美術館を見学し午後の日差しを一杯浴びて、ゆるゆると山間の町を散策し帰途に着いたのである。  おしまい
# by yyukio1207 | 2009-11-26 11:26 | 原因はタバコ・・・?

温泉街はカンコ鳥・・?

今月の中ごろ、久しぶりに女房と岐阜県の下呂温泉へ行ってきました。驚いたねぇ温泉街はカンコ鳥が我が物顔で・・・?。

昔女房と二人で下呂へ行ったことがあったが、あの頃の湯の街は人出が多く街に活気がありました。夜ともなれば店々の灯かりが明々と歩道まで照らし、道行く旅人達を誘うのである、行き交う人々は宿の浴衣を着流し、硬くて重い下駄をカラコロと響かせながら、店の明かりに誘われ買い物を楽しんでいる、これぞ温泉の醍醐味ではないだろうか。

あれほど賑やかだった湯の街は、今回行ってみて分かったがそりゃぁ街は静かだ、静か過ぎる、昼間わともかく夜の温泉街はまさにカンコ鳥・・?。それでも私達はチョコットだけ若かったあの頃を思い出し、土産でもと思い夜の街へ繰り出したのです。

ところが街は残念ながら真っ暗、明かりといえば街路灯とホテルのネオンぐらい、後は唯一橋の袂にある信号機が、点いたり消えたりしているそのさまが、いかにも街の寂しさを際立たせている光景が、私達二人の心を寂しくさせたのです。

翌日ホテルで聞けばたった2軒の土産店の営業は昼間だけだそうな、まさか日本三大名泉の一つである下呂温泉が、いやどこの温泉地も下呂温泉と変りがないのでは・・・?。

果たして其の原因は?。これは私の想像ですが、そもそもホテル内に土産店を作り、取り込んだ客を外へ逃がさない、そうなれば温泉街はどうなる?。当然街は衰退して行くのでは・・・?。「現に衰退している。」気持ちは分かるが欲の間違いをしているようだ。

今更後戻りは出来ないがしかし、各ホテルのオーナー達は必死になって客を呼び戻そうと試行錯誤をしているそん中、下呂温泉のど真ん中にある「白樺ホテル」で一泊したのでした。これまで話してきたことは多分、「当らずとも遠からず。」だと思う。ちなみに6階建ての立派なホテルの料金はメチャ安。   おしまい
# by yyukio1207 | 2009-07-28 06:15 | 温泉街はカンコ鳥?

夏の思い出

私は何時もこの季節が来ると、おぉ夏が来たとなる。夏はいい、例えば家の中ではパンツ一つあれば十分だ、汗をかけばシャワー、夜はランニングにステテコの一枚もつけて、団扇でも持って夕涼みとくる。「夕涼み良くぞ男に生まれけり」

ジリジリと照りつける太陽、とても素足では歩けないほど熱くなる砂、そして空にはモクモクと入道雲、何となくボ~ッと見ているうちにふっと気が付くと、人の顔に見えたりすることがあるが、昔海水に行った折にそんな光景を見た覚えがあるが、細い顔は一つもなかった。

つい昨日まで賑わっていた海、今は誰もいない閑散としているそんな浜辺を歩いた覚えがあったが、そりゃぁ何ともいいがたい寂しさがあり、つい感傷的気分になった思い出がある。

私は思うのだが、やがて秋がほのかに忍び寄り、今まででんと胡坐をかいていた夏は、「おぉもう交代か、早いな・・・。」とでも言いそうな、そんな気さえするのである。

今まで元気よく鳴いていた蝉の声が、心なしか弱弱しく聞こえてくる、外を歩けばいくらか影が伸びて、そよと吹く風にそこはかとなく秋を感じ、また遥か彼方に浮かぶ雲を眺めては、どこかへ言ってしまいそうな夏を引き止めることは出来ない。

そして八月も半ば頃になると、庭先でコウロギが鳴き始めると、つい私の心はセンチになるのである。  おしまい
# by yyukio1207 | 2009-07-20 13:43 | 夏の思い出

夢よもう一度・・・?

今年の運試しに宝くじでも買ってみようかしらと女房殿、スーパーの入り口にある小さな宝くじ売り場へイソイソと。それがななんと当っちゃった千円も、(笑)この話は3年前のこと。

今年は色々要りかが多かった、古くなった冷蔵庫やらクーラーの買い替えで大変と女房殿、そこで思いついたのが3年前の宝くじだつた。

夢よもう一度と女房はイソイソと例の宝くじ売り場へ、そして車で待っていた私に言うのだ、(私今度は2階から飛び降りたつもりで9千円も奮発しちゃった、当ったらどうしょう・・・?。)「・・・。」バカな当るわけがないとも言えず・・・。

私達夫婦は生涯を通じて何回買ったか考えてみるに10ッ回はないと思うのだ、ところが私の友達にはジャンボくじの大フアンが二人いて、出るたびに5万円を投資しているが当ったことがないそうな。ハッハッハ

思えばいつだったか3億円が当ったために、人生が狂っちゃったなんて笑えない話があったが、くじフアンの友だって私だって当らないほうがいいにきまっている・・・。「微妙」だが、(笑)

やっぱし他人を当てにしないでコツコツと稼いた銭は尊い、だから他人や「クジ」には頼らないをモットーにして生きてきたし残りの人生も・・・なっ。カッコいいこと言っちゃって・・・。  おしまい
# by yyukio1207 | 2009-06-01 08:06 | 夢よもう一度・・・?

なんだ?家出かっ!?。

高校在学中の娘がある晩の食事中に、(私免許証を取りたいけど・・・。)と、思いつめたように言うのだ。いつかそんな日が来るぞと思っていた。

私には3人の子供がいて、其の子供達が大きくなっても、「男坊主は別。」車の免許は絶対に取らせない。と言うのは、その頃の私はタクシーに乗務していて、如何に事故が多いかをよく知っている、そんな悲しくて辛い思いを愛娘にさせたくない思いから、免許は取らせないと心に堅く決めていた。                                                                                             

その娘が突然免許をと言い出した。さぁそれからが大変な騒動になった。
「どうしても取りたいのか?。」娘はコックリと頷いた、「だめだ・・・。」(何で?・・・。「お父さんの目の玉が黒いうちはダメ。」(どうしても?。)「そうだ。」娘は大粒の涙を膳の上に落としながら半立ちになり、(私家をる・・・!。)

何れ早かれ遅かれ嫁いて行くからと意を決し、「あぁ出て行けっ!。」側にいる女房はうろたえている、そんな母を尻目に足早に奥の部屋へ、娘の後を追いかける女房、心配そうに見ている兄と妹。すると奥の部屋から二人の泣き声が・・・。

暫くすると女房と娘はご飯場を通って土間へ下りて下駄を、「其の下駄と服はやるからいいが、銭は置いてゆけよっ、明日は役所でお前の戸籍を抜いてくるでなっ・・・。」続けて、「女の落ち行く先は喫茶店から始まって最後はトルコだ・・・。」娘は黙って外へ、あとを追いかける女房に「追いかけるでない・・・。」

 その結果、翌日私の姉と一緒にやってきて詫びを入れたのだ。そして我が家は普通の日に戻ったのである。一件落着。おしまい
# by yyukio1207 | 2009-05-28 16:05 | なんだ?家出か?